馬券予想に行く前に、ミルコ・デムーロ騎手とクリストフ・ルメール騎手がJRA騎手試験に合格したことを一競馬ファンとして喜びたい。彼らが、長期にわたって日本の競馬に参戦してくれることは、日本の競馬のレベルアップにつながるだろう。
きさらぎ賞は、「女傑」対「ディープ産駒」
さて、週末は、メンバーも馬場コンディションも難しい東のレース(東京新聞杯)ではなく、京都のGⅢきさらぎ賞(8日、芝1800m)で勝負したい。関西馬が圧倒的に強い昨今、3歳戦線では早めから西のレースに注目する必要がある。過去を見ると、1分48秒を切る勝ち時計なら、勝ち馬はその後が大いに有望だが、今年はその可能性が大きい。
人気は、牝馬ルージュバックだろう。末3ハロンを32秒台で上がったデビュー戦に、レコードで後の京成杯勝ち馬ベルーフをちぎった前走を思うと、桁違いに強いのかも知れない。対抗以下には落とせない。ただし、京都は初コースであり、牝馬に信頼は置きにくい。
ここは、京都コースの主ともいうべき、ディープインパクト産駒を狙うことにする。ディープ産駒は3頭登録があるが、1勝馬だがレガッタを本命に抜擢したい。
京都コースは今回と同距離をデビュー戦で走っており、タイムはパッとしないが、ラスト2ハロンが10秒6、10秒9と良い瞬発力を持っている。ノーザンファームの出ではないが、トウショウ牧場でスイープトウショウの子という期待の血統だ。強そうではないか。
残りのディープ産駒、ポルトドートウィユ(アナウンサー泣かせの馬名だ)、グリュイエールを相手に絡めて買いつつ、今年のクラシック戦線に思いを馳せたい。
ところで、この原稿を書いている間に、悲報が飛びこんできた。種牡馬ステイゴールドが急死したのだという。まことに大きな損失だ。
いかにもエリートで相手の牝馬にも恵まれていたディープインパクトと異なる、実績を上げて重きをなした種牡馬としての出世と、自身の激しい気性をプラスに変えて時々桁外れの大物を出す遺伝力が魅力だった。オルフェーヴルが後継種牡馬として大きな期待を背負うことになりそうだ。
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