日本の百年企業 朝日新聞編
創業・設立100年以上の老舗企業は、全国で2万社を超える(帝国データバンク調べ)。うち300年を超える企業はほぼ400社を数える。なぜ、長寿企業になれたのか。収録111社(新聞地域版連載)にほぼ共通するのは、信用に裏打ちされたのれんを守りつつ、「伝統とは革新の連続」として、さまざまな難題を乗り越えていく姿だ。
たとえば、京都の老舗といえば、その商いは仏具、和装品、食品、陶磁器、工芸品に決まっているように思えるが、手掛ける事業を時代の先端に衣替えした企業も少なくない。写真館から製版技術・電子回路基盤へ、仏具の金銀箔から電子機器の金属箔へ、織物から内装材へなど、新たな挑戦で事業継承を続ける。
長寿企業にはいずれも、優れた技術を生み出したエピソードや独特のノウハウを培った社風があり、かつ行き詰まりの危機を打開した人間ドラマがある。それを第一線記者が生き生きとまとめてみせる。
朝日新聞出版 1680円
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