日本並み悪環境なのにイスラエル起業世界一の訳 条件が違いすぎるアメリカより学べることは多い
国民1人当たりのユニコーン起業輩出率が世界一
意外に思うかもしれないが、いま、世界一の起業大国といえばイスラエルだ。国民1600人に1人が起業家であり、1人当たりのベンチャーキャピタル資金獲得額が世界一(Dr. Eli Abramov講演資料, Focus on Innovation: That Matters)で、後に見る国民1人当たりユニコーン企業輩出率においても、アメリカを抜いてイスラエルは世界一だ。
また、ブルームバーグの2018年調査によると、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ、グーグル共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグなど、アメリカの大富豪にもイスラエルと同祖のユダヤ系が多い。
しかも、驚くべきことに、イスラエルは起業環境において日本に並んで「最悪」と評価されるのにもかかわらず、この偉業を成し遂げているのである。だからこそ、同じく恵まれた起業環境にあるとはいえない日本は、イスラエルから多くを学べるのではないだろうか。
反対に、世界中からスタートアップ投資が集まり資金調達も容易で世界一の大学群を抱えるアメリカなどは、日本とは環境条件が違いすぎて参考にならないだろう。
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