50歳から「求められる人」にあるスキル以外の資質 「あなただからお願いしたい」と言われるには

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50代からは「人と違うこと」こそ、価値になるのです。最初は平均より少し得意ぐらいのスキルでもいいので、なにか軸となる仕事をやっているうちに、「これを加えればいい」「ここをもっと深掘りすればいい」など、見えてくるものがあるはずです。

ときどき、ブログや名刺に「不動産投資でFIREを叶えるファイナンシャルプランナー」「食で愛を育てる育児コンサルタント」(あくまでも仮です)などと書いている人がいて興味をそそられますが、最初から無理にサービスやニーズをつくり出そうとしても、うまくいきません。やっているうちに自然な流れで「+α」ができていくのが、理想的なパターンです。

スキル×人が喜んでくれるオプション

ここでは【希少価値をもつ仕事人の4つのパターン】をご紹介します。これから先、自分の仕事が価値をもつパターンをいくつか考えてみてください。

1 自分の強みを掛け合わせる

軸となるスキルに、人が喜んでくれるオプションを加えていく方法です。ある女性は、大学で日本語講師をしながら、外国人学生にときどきお寿司などの日本料理を教えていました。

評判がよかったこともあり、50代で退職して、料理教室をスタート。おもに外国人を相手に、インスタ映えのする巻き寿司などの料理で、依頼が多いとか。「英語×日本料理×外国人の人脈」で、その人にしかできない仕事です。

2 だれもやっていないことをする

人がやっていないことで、ニーズがあることをする方法です。私は仕事をするなかで、多くの人がやることをやっても勝ち目はないと、できるだけ競争相手のいない場所を選んできました。

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