給料を「先に貯金」と「余ったら貯金」どちらが得か お金を貯める「順番」で貯蓄額が大きく変わる
ここにAさんとBさんの2人がいる。どちらもお金を貯めたいと思っている。そこで、Aさんは、給料日に入ってきたお金のうち、最後に残ったお金を貯金しようと考えた。一方、Bさんは、給料日に入ってきたお金のうち、先に決まった額を貯金しようと考えた。
さて、ここで問題。AさんとBさん、はたしてどちらがお金を貯めることに成功しただろうか?「そりゃあ……Bさんじゃない!?」。正解! Bさんのほうが圧倒的に上手にお金を貯めることができる。
無駄遣いをしていないが貯まらない
なぜだかわかる? AさんもBさんも、どちらもお金を貯めようとしていることに変わりはない。そして、Aさんの名誉のためにいっておけば、Aさんがずぼらな人で、無駄遣いばかりしているというわけではない。
にもかかわらず、残念ながら圧倒的にAさんは思ったようにお金を貯めることはできない。それは、お金を貯める「順番」が違うからだ。わかりやすく式にしてみよう。
・Aさんの作戦/入ってくるお金-使うお金=貯金
・Bさんの作戦/入ってくるお金-貯金=使うお金
この式からわかるように、AさんとBさんの違い。それは、残ったお金を貯金しようとしたか、先に貯金を引いておいたか、それだけの違いだが、でも、たったこれだけの違いが後々の貯金額の大きな差を生むんだ。
ここで1つ、君にはまだいっていなかったけれど、とても大事な教訓がある。それは、「人はお金の前には無力だ」ということ。
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