子どもと一緒に学ぶ「出ていくお金の減らし方」 使ったお金の用途と金額を紙に書いてみる
「ちょっと教えて。君が先月に使ったお金がぜんぶでどれくらいか、わかる?」
「え、突然いわれても。3000円くらいかな……」
「じゃあ、その3000円を、何にいくら使ったかも教えて」
「えっ……500円はゲームセンターで。1000円はおやつ代かな……」
「残りの1500円は何に使ったの?」
「マンガかな……そんなこといちいち覚えてないよ!」
いや、別に君を責めているわけじゃないんだ。みんな、君と同じで、使ったお金をちゃんと覚えている人のほうが少ないんだから。
その1500円のように、何に使ったのか、いくら使ったのか、わからないお金のことを、「使途不明金」と呼ぶ。
使途不明金があると節約しにくい
この「使途不明金」があると、お金をどこにいくら使っているかがわからないから、使うお金を減らそうと思っても、何をどう減らせばいいのかすらわからない。だから、「使途不明金」は撲滅しなくてはいけない。
使途不明金が生まれてしまう理由。それは、お金には「色」がついていないからだよ。おやつを買うお金も、ゲームセンターで使うお金も、100円は100円。同じだ。何も変わらない。お金には色がついていないために、そのままにしておくと、どこへ出ていったのかがわからない。
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