上司から「飲み会に呼ばれるだけの人」の大誤解 可愛がられているから大丈夫と思っていると…

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一般社会より先輩後輩の付き合いが深い芸人社会。そんな中で先輩から「飲み会に呼ばれるだけ」の芸人と仕事も任される芸人の違いに気がついたという(写真:本坊さんインスタグラムより)
山形でお笑いとともに農業を始めたことから注目を浴び、レギュラー9本を抱える売れっ子芸人になった、ソラシドの本坊元児さん。東京で芸人をしている時代には、住むところがなかった時などに、多くの先輩にお世話になったと言います。そんな東京時代から山形へ移住する心境をつづった『脱・東京芸人』を上梓した本坊さんに、先輩や上司とうまく付き合うコツを聞きました。

先輩に気に入られても仕事は増えない

こんにちは。吉本興業でソラシドというコンビでお笑いをやっております、本坊元児と申します。前回に続いて、今日は山形県住みます芸人になった僕が、東京にいた頃に学んだ気持ちいい人間関係のつくり方についてお話しさせていただきます。

「上司」というと一般的にはあまりいい印象がないかもしれませんが、芸人にとっての先輩はもう少し憧れに近いものがあるような気がします。とくに僕の場合はいろいろな先輩芸人にめちゃめちゃ助けてもらってきました。

とくに笑い飯の西田さんには、彼女に部屋を追い出され、「この収入では家を借りられません」と不動産屋に言われたときに「一緒に住もう」と拾ってもらい、数年間も同居生活をさせてもらったこともあります。

当時大阪を拠点にしていた西田さんは、東京のテレビに呼ばれたとき用に小さな部屋を借りていたのですが、住むところがなくなった僕のために広い部屋を契約し直してくれました。契約料にどれだけのお金がかかったのか、僕やまわりの芸人に言ったことはありません。でも、僕は知っています。100万円くらいかかっていたのです。こういう先輩と接していると、人としてかっこよすぎて自然と頭が下がります。

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