上司から「飲み会に呼ばれるだけの人」の大誤解 可愛がられているから大丈夫と思っていると…

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ただ、自分より1年でも経験を積んでいる人の言うことには、自分にとってヒントとなるものが必ずある。僕はこれまで先輩たちの言葉で学んだことがたくさんありました。前回もお伝えしたように、笑い飯の西田さんや、メッセンジャーの黒田さんから指摘され、はっと気づいたことも多々ありました。

自分の考えと違う説教をくらった時は

ただし、自分の考え方と違うなというお説教をくらうこともありますよね。お説教というのは、たいてい先輩の「考え方」を聞く場面。自分とまったく同じではないこともたくさんあります。でも僕は黙って聞きます。正面から反論したり、揚げ足をとったりするなんて、翌日から自分が損するだけです。「何を言うてんねん」は、自分の心の中だけでいい。

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譲ってはいけないのは、「行動」を強制されたときです。自分とは違う先輩の考え方を押し付けられ、そのとおりに行動しろ、と言われたときには、やんわりと断るようにしています。
そこを譲って言いなりなった結果失敗しても、「先輩に言われたから」と言うわけにはいきません。

芸人でいえば、スベった後に、「今日のネタは先輩に言われた通りにしたんです!」と舞台で言うようなもんです。ダサすぎるうえに、言い訳にすらなっていません。

行動を変えるときには自分で。でも、考え方はいくらでも参考にすればいい。先輩や上司の言うことには「何か」がある。そう思って聞いたら、拾える情報が増える気がします。
いろいろな先輩たちと会えるからこそ学んだ僕の処世術の1つです。

インタビュー&構成:甘利まきこ

本坊 元児 お笑い芸人

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ほんぼうがんじ / Ganji Honbou

1978年生まれ、愛媛県松山市出身。吉本興業に所属するお笑い芸人。2001年1月、水口靖一郎とコンビを組み「ソラシド」を結成。現在は「山形県住みます芸人」として活動しつつ、『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)の密着をはじめとして、さまざまな番組への出演で話題となる。現在、「南陽市ラーメン大使」「やまがた特命つや姫大使」「西川町月山ふるさと大使」を務めており、著書に『プロレタリア芸人』(扶桑社文庫)がある。特技はDIY、農業。趣味は沖縄三線。
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