燃油サーチャージも「狂乱的な値上げ」回避する技 「マイレージ」で予約をとる際は注意が必要
2022年8月上旬の東京からバンコク往復のJALビジネスクラス特典航空券で比較してみたい。
■アラスカ航空マイレージプランで予約・発券
往復50000マイル(片道25000マイル)+諸経費約1万6000円(122.9ドル)
■日本航空JALマイレージバンクで予約・発券
往復80000マイル+燃油サーチャージを含む諸経費4万7160円
往復50000マイル(片道25000マイル)+諸経費約1万6000円(122.9ドル)
■日本航空JALマイレージバンクで予約・発券
往復80000マイル+燃油サーチャージを含む諸経費4万7160円
アラスカ航空のほうが、必要マイル数そのものが4割近く少ないうえ、諸経費も約3分の1にとどまっている。
複雑怪奇な特典航空券の燃油サーチャージ
ただし、話はそれほど単純ではない。たしかにアメリカ系航空会社のマイレージプログラムでは、特典航空券利用時に燃油サーチャージが課されないことが多い。だが、利用する提携航空会社によっては課されることもあるのだ。
他方、JALやANAのマイレージプログラムでも、利用する提携航空会社によっては、燃油サーチャージを課されない。
そこで、日本人がよく利用するマイレージプログラムにしぼり、日本発着の定期航空路がある航空会社のうち、燃油サーチャージが課されない、もしくは少額で済む会社のみをまとめてみた。
■JALマイレージバンク
マレーシア航空、スリランカ航空、エールフランス航空、フィンエアー、エミレーツ航空、カタール航空、アメリカン航空
■ANAマイレージクラブ
シンガポール航空、スカンジナビア航空、エアカナダ、ニュージーランド航空
■ユナイテッド航空マイレージプラス
ANA、シンガポール航空、タイ国際航空、エバー航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、スイス航空、トルコ航空、ユナイテッド航空、エアカナダ、ニュージーランド航空
■アメリカン航空アドバンテージ
JAL、キャセイパシフィック航空、カタール航空、エティハド航空、フィンランド航空、カンタス航空、アメリカン航空、ハワイアン航空、エアタヒチヌイ など
■デルタ航空スカイマイル
大韓航空、ベトナム航空、ガルーダインドネシア航空、デルタ航空、アエロメヒコ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空
■アラスカ航空マイレージプラス
JAL、コリアンエアー、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、マレーシア航空、スリランカ航空、カタール航空、フィンエアー、アメリカン航空、カンタス航空、フィジーエアウェイズ、エアタヒチヌイ
マレーシア航空、スリランカ航空、エールフランス航空、フィンエアー、エミレーツ航空、カタール航空、アメリカン航空
■ANAマイレージクラブ
シンガポール航空、スカンジナビア航空、エアカナダ、ニュージーランド航空
■ユナイテッド航空マイレージプラス
ANA、シンガポール航空、タイ国際航空、エバー航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、スイス航空、トルコ航空、ユナイテッド航空、エアカナダ、ニュージーランド航空
■アメリカン航空アドバンテージ
JAL、キャセイパシフィック航空、カタール航空、エティハド航空、フィンランド航空、カンタス航空、アメリカン航空、ハワイアン航空、エアタヒチヌイ など
■デルタ航空スカイマイル
大韓航空、ベトナム航空、ガルーダインドネシア航空、デルタ航空、アエロメヒコ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空
■アラスカ航空マイレージプラス
JAL、コリアンエアー、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、マレーシア航空、スリランカ航空、カタール航空、フィンエアー、アメリカン航空、カンタス航空、フィジーエアウェイズ、エアタヒチヌイ
特定の航空会社を頻繁に利用するような人なら、どのプログラムにすればサーチャージが課されないのかをあらかじめチェックして、そのプログラムに貯めていく選択肢もある。
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