細田議長「給料100万円しか」非難される当然の訳 国会議員の特権、有権者は何に注目したらいいか
有権者は政治家言葉の真意を理解しなければいけません。「善処する」「対応を協議する」「真摯に受け止める」には保留の意味があります。結局は「何もしない」「先延ばし」「時間の経過を待つ」などの否定的なイメージしかありません。
保留を意味する言葉は数多い
保留を意味する政治家言葉は他にもあります。「適切な措置」「喫緊の課題」「諸般の事情に鑑み」「痛恨の極み」「誠心誠意」「包括的に考え」「可及的速やかに」などです。選挙区で政治家言葉を聞いたら、候補者へ具体的に聞いてみるといいでしょう。
たとえば、「議員数削減は事情を鑑み検討して参ります」という候補者がいたら、「それは削減するのですか?しないのですか?」と2択で確認するのがいいでしょう。「真摯に対応する(検討する)」と主張する候補者がいたら「何に対して真摯に対応するのか」を確認しなければ本当のことはわかりません。
筆者なら「議員向けのJR無料パスの電子化に賛成か否か」を聞きたいところです。JR無料パスには議員の氏名や有効期限が記入されていますが顔写真はありません。落選後の回収義務もありません。自動改札を通るためのチップが埋め込まれているわけでもありませんので、議員の個別利用記録も残りません。現状は不透明極まりない代物なのです。
なお、国会議員は公務員に含まれます。公務員は国民全体への奉仕者ですから利益誘導は許されません。歳費や手当が税金によって支払われる以上、仕事に見合うかどうかを国民一人ひとりが注視しなければならないのです。
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