そうした際にモレスキンのノートを開き、自分の考えを図解しようと試みる。筆者はこんな使い方をしている。
手書きに思考を助けられたそのあとは、その図解をどうするか。モレスキンとクラウドメモアプリのEvernoteが手を組んだ理由がそこにある。手書きのメモも、デジタルの恩恵を受けようじゃないか、というわけだ。
最新のスマートフォン向けEvernoteアプリには、カメラを起動して書類を読み取るスキャナの機能がある。これを起動してモレスキンに向けて撮影すると、背景は真っ白になり、罫線はちょうど良く残り、文字がくっきりと浮かび上がる。
瞬時に同期され、撮影したスマートフォンだけでなく、タブレットやパソコン、ウェブブラウザなど、どこからでも見られるように保存されるのだ。
手書きに機能を与える
Evernoteコレクションには、通常の罫線が引かれたクラシックノートブックに加えて、ビジネスの現場で共有を前提としたビジネスノートブック、ジャーナル、そしてウィークリーダイアリーなどが用意されている。
ほかのモレスキンと差別化するため、表紙にはEvernoteのアイコンが施され、Evernoteのテーマカラーであるグリーンがあしらわれている。クラシックノートブックやビジネスノートブックなどと同様の黒い表紙に、緑のラバーバンドのカスタマイズは新鮮だ。また、3カ月分のEvernoteのフリーコードが付属している点も、このノートブックを選ぶ一つのメリットと言えるだろう。
3種類のノートに共通しているのは、Evernoteアプリでスキャンすることによって、「手書きに機能を与えることができる」点だ。
Evernoteアプリではカメラを利用する際、書類、ポスト・イット(3M)、名刺、写真などのモードを選択することができる。この際、書類を選んでモレスキンのノートを撮影することによって、多少曲がったりゆがんでいても、きちんとまっすぐ、そして白い背景のスキャン結果が得られるのだ。
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