iPhoneとiPad、2015年はどうなる? アップルの新製品戦略を大胆予測

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現行のiPhone 6はサイズが大きいため、多くの人にとって片手では扱いにくい。(写真:角倉武/アフロ)

その年を占う予測記事は新年恒例の企画とはいえ、秘密主義のアップルがテーマとなるとハードルは大きく上がる。とはいえ、いくつかのヒントや、アップルが避けては通れない課題は存在する。新春企画として2015年のアップルについて、いくつかの視点でその動向を予測するコラムを書き進めることにしたい。

まずはiPadについて、続いてMac、最後にiPhoneについて触れていく。当たるも八卦、当たらぬも八卦。新年早々、みなさんがアップルに関して話をする際、話題のひとつになるような視点を提供しよう。

サイズの大きなiPadは発売されるのか

2014年後半から燻り続けているのが、画面サイズが拡大された大型のiPadが発売されるのではないか、との噂だ。画面サイズは12.2インチと目されている。

iOSデバイスは生産台数が多いこともあって、実際に開発が進み始めると”根も葉もある”噂が、主に生産国である中国で流れやすい。Macのリークに比べ、iPhoneやiPadの方がリークが多く、さらにiPhoneの方がリーク量が多いのはある意味自然な話だ。

そうした意味では、iPhoneによくあるリーク情報に比べれば弱いものの、比較的長い間、継続して情報が流れていることや、画面サイズのインチ数が細かいところまで言及されていることを考えると、大きいサイズのiPadが登場する可能性は高いとまでは言わないが、ありえると筆者は考えている。

その理由のひとつは、アップルはiPhone6と6plusで、iOSデバイスのディスプレイ設計ルールを変えてきたためである。

これまでアップルは、iPhone、iPadともに、初代モデルのディスプレイスペックを基礎に、対応アプリ設計に破綻が起きないよう配慮しながらスペックを向上させてきた。具体的には”Retina”ディスプレイでは、縦・横を2倍解像度とすることで画面設計の破綻を最小限に抑え込み、iPhone 5の画面が4:3から16:9へと変更された際には、横方向の大きさや画素数をそのままに、縦方向に画面を延長するだけの設計とした。

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