英会話で超重要「助動詞+have 過去分詞」習得法 2つのグループに分けるときれいに整理できる

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should/ought to ~は「過去への予想」もある(応用)

ここまでは予想グループイヤミグループで大きく2つに分けて解説しましたが、厳密にはshould have p.p.とought to have p.p.は両方のグループに属します。メインの仕事は「イヤミ(~すべきだったのに)」ですが、たまに「予想(~したはずだ)」でも使われます。

Ryu ought to have brought some spare pencils. Let’s ask him if we can borrow some.
リュウは予備の鉛筆を何本か持ってきていたはずだ。何本か借りられるか、聞いてみよう。
補足:否定では「イヤミ」になる

should have p.p.とought to have p.p.はnot がつくとイヤミになります(「予想」にはならない)。先ほどの英文(Kimberly ought not to have skipped class.)も否定文なのでイヤミだと即断できます。

That basketball team shouldn’t have traded away their superstar.

あのバスケチームは、自分のとこのスター選手を手放すべきではなかったのに。

※trade away「売り払う・手放す」

頻繁には使われないneed not have p.p.

need not have p.p.「~する必要はなかったのに」

これは頻繁に使われるものではない(特にアメリカでは)ので、余裕があればチェックする程度でOKです。

※問題集には必ず載っていますが、2000年以降の大学入試ではほぼ出題されていません。

He need not have worn a suit.
彼はスーツを着る必要なんてなかったのに。 ※実際は「着てしまった」ことも含意
追加事項:need not have p.p.とdidn’t need to ~の違い

need not have p.p.「~する必要はなかったのに(実際はした)」は「実際にした」ことまで含意しますが、一般動詞needを使った、didn’t need to ~「~する必要がなかった」は「実際にした」のかどうかまでは判断できません

Leonard didn’t need to go to the dentist.

レオナルドは歯医者に行く必要はなかった。

※実際に行ったかどうかは不明
「過去」ではなく「現在完了」を含意することも(発展)

may have p.p.などは過去への予想グループと解説しました(助動詞の後に過去形を置けないので、便宜的に「have p.p.が過去を表す」ことになる)。しかし文脈次第では文字どおり現在完了の意味で解釈できるときもあります。

She must have finished lunch by now.
彼女は今ごろはもうランチを終えてしまっているに違いない。

by now「今ごろは」があることで、「(過去から)今現在まで続いたこと」への予想だと判断できます。

次の文と比較するとよりわかりやすくなるでしょう。

He must have arrived in Auckland last night.
彼は昨夜オークランドに到着したに違いない。

これはlast nightがあるので、arriveしたのは確実に「過去」のことです。最初に解説した過去への予想です。

次ページ助動詞の過去形は「仮定法」→「予想」の順番で考える
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