50代からの加齢臭は女性に嫌われないという事実 年代で変化する臭い、30~40代こそ要注意

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■50代 加齢臭
主に体幹部から発生するニオイで、皮脂由来のノネナールという物質によるニオイです。加齢臭は臭いと思われがちですが、古本や枯れ草と表現されるようなひなびたニオイが特徴で、実は加齢臭のニオイが嫌いという女性は少ないという報告もあります。

──なるほど、40代までのほうが臭いんですね。どうしたら臭わなくなりますか?

まず、油や糖質の多い食事を避けること、過度な飲酒も臭いの原因になります。また抗酸化作用のある食材や、油の酸化を抑えるビタミンEを含む、ナッツやアボカド、米油の摂取もおすすめです。

野菜や果物などに含まれるファイトケミカルやポリフェノール、腸内環境もニオイに関わるので、食物繊維や乳酸菌なども意識してとりたいですね。

また、汗臭に限らず、有酸素運動やサウナなどで、日常的に汗をかくことも大切です。先ほど運動している人の汗は臭いにくいと言いましたが、衣服についた垢や皮脂と反応するとニオイが発生するので、速乾性のあるインナーを取り入れるのもいいでしょう。

──生活習慣を改善したら、臭わなくなるんですか?

はい。個人差があるため一概には言えませんが、一般的に3カ月ほど続けると血糖値や中性脂肪は改善されますから、3カ月しっかりと継続すると、ニオイも変化してくるはずです。早い人なら1カ月でも効果が出てくると思いますよ。

このニオイを感じたら病気のSOS!

──そんなにすぐに出るんですね!

ただし、ニオイの原因はほかにもあります。

資生堂によって2018年に発見されたばかりのニオイが「ストレス臭」。ストレスが蓄積するとネギのようなツーンとしたニオイを発します。

また重度の糖尿病の方はアプリコットのような少し甘酸っぱいニオイのケトン臭を発します。ケトジェニックダイエットをしていてケトン臭が出ている場合は問題ありませんが、普通に生活しているだけなのにケトン臭が出ていたら要注意。

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