ドイツ銀、米長期金利3.3%、株価20%下落と予想 インフレ抑制に向け利上げ続き23年米景気後退入り

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米金融当局が高水準で広範囲なインフレ抑制に向け利上げを進めるのに伴い、米国は来年、リセッション(景気後退)に陥ると、ドイツ銀行のエコノミスト、デービッド・フォルカーツランダウ、ピーター・フーパー両氏が5日のリポートで予測した。

両氏によれば、米当局は向こう3回の会合で0.5ポイントの連続利上げを行い、政策金利は来年半ばまでに3.5%超でピークに達する見通し。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは現在0.25-0.5%と、3月にゼロ付近から引き上げられた。

ワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)本部Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

ドイツ銀は他行に先駆けて米国のリセッションを予想する主要銀行の一つ。両氏もこうした状況を認め、「来年の米景気後退を見込むわれわれの予測は今のところコンセンサスではない」とした上で、「そうでなくなるのはそれほど先ではないと予想している」とした。

ドイツ銀は米当局が利上げに加え8兆9000億ドル(1100兆円)のバランスシートを来年末までに約2兆ドル圧縮するともみている。「米経済は来年終盤から2024年序盤までに行われる追加の引き締めで大きな打撃を受ける見込みだ」という。 

今回の予測に基づくと、米失業率は24年に4.9%に急上昇する。3月は3.6%だった。10年物米国債利回りは今年中に3.3%に上昇し、リセッションが続く中で株価は23年夏までに「一時的に約20%下落する」との見通しを示した。

原題:

Deutsche Bank Predicts U.S. Recession in ‘23 as Fed Boosts Rates(抜粋)

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著者:Rich Miller

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