川栄李奈、まっすぐな本音に秘めた女優道の境地 「自分を信じる一歩一歩が飛躍への道になる」
「自分はすごく運がよくて。今まで自分が選択してきた道で失敗したことがあまりないんです」
女優として着実にステップアップをしてきた川栄は、自らの歩みを振り返りながら堂々と本音を語った。
女優としての原動力を聞くと、「夢があるからやっている」と力強い言葉が返ってきた。
「AKBを卒業してから3つの夢を描いていました。朝ドラヒロイン、大河ドラマ出演、映画で賞を取りたいと。そのために頑張ってきたので、ずっと言っていましたね。
実際に、朝ドラヒロインと大河ドラマ『青天を衝け』に出られたことは自分が描いていた以上に夢が叶っている。だからこそ自分は、その夢のためにコツコツ頑張っているイメージなんです」
活躍の背景にある、“謙虚で低姿勢”という理想像
浮き沈みの多いエンターテインメントの世界で夢を描いて強く願ったところで、本当に実現できるのは雲をつかむような途方もないことだ。そんな有言実行をしてみせた秘訣をどう感じているのか。
「自分を信じる気持ちを大切にしながら、こうすると決めたら絶対ブレない。やりたいことに対して一歩を踏み出したいタイプです。役に対してのこだわりは特にないのですが、ひとりの人間としての人生設計はしっかり描くようにしています」
確固たる自分を持っていて他人に流されることもない。言葉で語るだけならば簡単だが実際に貫くのはとても難しい。だからこそ、つねに心がけていることがあるという。
“謙虚で低姿勢”
川栄が仕事をするときに一番大事にしているキーワードだ。一人の名バイプレイヤーとの出会いが、それを確かなものへと変え、自身の成長へと繋がった。
「名バイプレイヤーとして活躍している光石研さんとお会いしたときに、THE低姿勢でスタッフにとても愛されていました。すごく感銘を受けたので、つねに低姿勢を心がけています。
自分も役柄での評価ではなく、人として皆さんから好かれるような人でありたい。母からも、『脇役のほうがすごいんだよ。主役を立たせる脇役が作品を彩ってる』とアドバイスされました」
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