それを証明するかのように、東大の入試問題は実は、ある程度の基礎を前提としつつ、「覚えているかどうか」を問う問題をほとんど出しません。
出題されるのは、「なぜ?」という問いです。
・なぜ世界大戦は他の戦争と比べて甚大な被害が発生したのか?
・なぜ長野県と茨城県はレタスが多く収穫できるのか?
これはすべて東大の入試問題です。日常生活をただただ「どうでもいい」と思って生きて、机の前に座って暗記しているだけでは解けません。日常生活やニュース・教科書に書いてあることに対して、「なぜ?」「どうして?」という疑問を向けないと答えられない問題なわけです。
だから好奇心がないと突破不可能な試験が東大入試だといえます。「なぜ」と問い、その問題の答えをいかに出すのかという、「自ら問いを作り答えを探す能力」を東大は求めているのです。
疑問の答えをそのままにしない
そしてこの「なぜ?」を問う能力を身につけるために必要なのは、いつでも問いを探し、答えを探すという姿勢です。「なぜ?」と考えた時に、スマホで調べたり、人に聞いたり話したりして、答えを出そうと考える習慣を持っておくのです。
・日常生活で何気なく使うこの英単語の意味はなんなのか?
・なぜファストフード店は多店舗展開しているのか?
そういった、普段の生活でぶつかる疑問の答えを、そのままにしない。そのままにしないで、調べて、考える習慣を持つわけです。
いかがでしたか。頭がいい人とそうでない人の差って、生まれつきのものであるかのように語られることが多いですが、でも実はこんなふうにちょっとした習慣で差が生まれているのです。みなさん、ぜひ好奇心を持って毎日を生きてもらえればと思います!
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