ヤクルト本社の大ヒット商品「ヤクルト1000」。既存の商品とは何が違うのか。
ヤクルト本社が宅配専用で発売した、ヤクルト1000が売れに売れている。同社はこれまでの商品と一線を画す、「次世代ヤクルト」として力を入れている。
ヤクルト1000は1本130円(税別)と、通常のヤクルトよりも高い。同社で業務部部長を務める小宮山光輝氏も、「今まで100円を超える商品は、そこまで売れてこなかった」と、驚きの声を上げる。
ヤクルト本社は、個人や企業を回って商品を販売する「ヤクルトレディ」による宅配用商品として、2019年10月からヤクルト1000の発売を開始した。関東1都6県から展開し、2021年4月からは全国販売に踏み切った。
爆発的ヒットで店頭用商品も投入
2022年3月期は1日123万本の売上を見込む。既存のヤクルト商品が伸びなやむ中、販売地域の拡大もあり伸び率は前年比2.9倍と既存商品と比べて高い。この販売好調を受けて、容量と価格を店頭用に変えたY1000を2021年10月から、コンビニやス-パーで販売。同商品は店頭で品薄状態が続く。 店頭品は、同じ棚に並ぶライバル品の容量との兼ね合いで110mlとした。
ヤクルト1000の開発にあたり、開発チームは既存商品との差別化を徹底した。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
無料会員登録はこちら
ログインはこちら