主にインターネット上で金融商品を簡単に比較できるようにする「金融サービス仲介業」(新仲介)が2021年11月にスタートした。
これまで、銀行や証券会社などの金融機関に代わって金融商品の販売を行う場合には、銀行代理業や金融商品仲介業の認可をそれぞれ得る必要があった(下図)。新仲介では縦割り法制が解消され、業者側、顧客ともワンストップで3業種の金融商品を販売したり比較したりできるようになった。
導入の背景には「日本の金融は商品の価格と性能による競争がうまく働かず、販売チャネルの勝負になっている」(金融庁幹部)という問題意識がある。
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