「非アルコール性」脂肪性肝炎とは? 年末年始「3キロ増」「だるい」は危険なサイン

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「私たちの研究グループが2014年11月発表した研究成果で、ブロッコリーの芽の『ブロッコリースプラウト』の成分に、肝機能を改善する効果があることがわかりました。スーパーでも入手できる野菜なので、サラダに加えるのは一考だと思います」

年末年始の暴飲暴食から肝臓を守る6つの法

そこで、西﨑副院長に、年末年始の暴飲暴食から肝臓を守る方法を教えてもらった。

①ケーキやチョコレートを食べ過ぎない。1日1個など制限を設けること

②肉類の脂身だけでなく、天ぷらなどに使われる植物性油も控える。

③お餅などの炭水化物はほどほどに。お餅は1食1~2個までと決める

④食事の最初に、ブロッコリースプラウトを含む両手の平一杯のサラダをノンオイルドレッシングで食べる

⑤肝臓の働きを助ける成分、タウリンを含むタコやイカ、エビなどを食べるようにする

⑥アルコールは飲み過ぎないこと

「糖質や炭水化物、脂肪を食べ過ぎると、脂肪肝の原因となるのですが、年末年始はそれらを食する機会が増えやすいといえます。3キログラム増えた体重を落とすのは、私自身も経験がありますが、結構たいへんです。増やさないことが一番でしょう。だからこそ、ちょっとした食生活の見直しが必要なのです。年末年始の会食も、健康を維持しながら楽しんでいただきたいと思っています」と西﨑副院長はアドバイスする。
 

安達 純子 医療ジャーナリスト

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あだち じゅんこ / Junko Adachi

東京生まれ。医療ジャーナリスト。医学ジャーナリスト協会会員。大手企業のOLから転身。フリーランスの雑誌記者としてさまざまなジャンルの取材を行う中で、病気の発生メカニズムに興味を持ち、医療関係の記事の執筆に比重を置くようになった。現在は、先進医療といった最新の医療状況をはじめ、免疫疾患や感染症などに強い関心を持つ一方で、生活習慣病といった身近な病気を対象とした記事を数多く新聞等で連載中。身体に個人差がある中で、その人にとっての健康とはなにか。病気の仕組みはどこまで解明できるのか。また、未知の病気の正体はどこにあるのかなどをテーマに現在取材を進めている。

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