有料会員限定

高齢化で逆風の国内生保、生き残り戦略分かれる 2025年問題、35年問題の連続パンチ

印刷
A
A

「きっと死には至らない。しかし、これからずっと強烈な逆風を浴び続けることになる」。匿名を条件にした、ある生命保険関係者の偽らざる業界認識だ。

最大の逆風。それは「2025年問題」である。1947〜49年に生まれた団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となるのが25年。団塊の世代は日本の人口において最大のボリューム層である。保険会社から見れば、主要契約者が減り、逆に支払いは増えていくことを意味する。

さらに10年後には「35年問題」が控える。35年、団塊世代の死亡数が増えるばかりか、もう一つのボリューム層である71〜74年生まれの団塊ジュニアがすべて60歳以上の高齢者となるからだ。そこから見える未来は、契約者の急減と支払いの急増という悪夢にほかならない。

現在、生保業界では40社以上が事業展開しているが、35年ごろにはその数はぐっと減ることが予想される。もちろん、いち早く対応策に着手した企業のほうが生き残る確率は高くなるはずだ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
保険に騙されるな
ライフネット生命のがん保険
現状はパンフ配布止まり
がんの定義が変われば保障も変わる
Interview | 永田 宏●長浜バイオ大学教授
「緩和型」「無選択型」を選ぶ前に
介護施設では給付金を受け取れない
粒子線治療、多焦点レンズは本当に必要?
Q&Aで解説
»»Part3 医療保険・がん保険に騙されるな
覆面調査|保険ショップ・銀行・郵便局
手数料開示は保険販売の現場を変えるか
かんぽで高齢者とのトラブル続出
»»Part2 ウソが横行、営業の現場
2025年問題、35年問題の連続パンチ
「外貨は高金利」に引っかかるな
高コストで積立・長期・分散投資に向かない
「日本版トンチン年金」の魅力は乏しい
»»Part1 「保険で貯蓄」はありえない
その契約、本当に必要?
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内