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3大疾病無制限、引受基準緩和型の落とし穴 介護施設では給付金を受け取れない

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3大疾病無制限のハズが給付金を受け取れない場合も(撮影:今井康一)

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「3大疾病による入院は無制限に保障」というフレーズはとても魅力的だ。平均入院日数は短くなる傾向が続いているが、高齢になるにつれ入院日数はどうしても長くなる。特に脳血管疾患の入院は長期になりがちである。

3大疾病とは「がん」「脳血管疾患」「心疾患」のことをいうが、具体的にどのような疾患が対象となるかは商品ごとに異なる。心疾患のうち急性心筋梗塞を対象とする商品もあれば、反対に急性心筋梗塞以外の心疾患を対象とする商品もある。

よって、どの疾患で無制限に保障されるのか、あらかじめ約款を確認しておく必要がある。

無制限のハズなのに給付金が受け取れない

さらに重要なのは、入院給付金を受け取るには所定の要件を満たさなければならないことだ。

民間医療保険における「入院」の定義は「医師による治療が必要であり、かつ、自宅などでの治療が困難なため、病院または診療所に入り、つねに医師の管理下において治療に専念する」ことである。「病院または診療所」とは、「医療法に定める病院または患者を収容する施設を有する診療所」のことだ。

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