有料会員限定

公的制度が充実、貯蓄があれば本来不要 »»Part3 医療保険・がん保険に騙されるな

印刷
A
A

金融庁がイエローカード

医療保険やがん保険は、病気になるリスクや必要な医療費を正確に説明するのではなく、保険会社にとって都合のよいフレーズを多用して販売を伸ばしてきた。が、そうした販売手法に金融庁が待ったをかけ始めた。保険加入者の不安をあおるこれまでの手法は今後、規制が強まるとみられる。

イラスト:熊野友紀子

大げさなフレーズを金融庁が問題視

2017年10月25日に金融庁が公表した「金融レポート」(全146ページ)。金融行政の方向性を毎年、対外的に示すものだが、その中で医療保険やがん保険の「2人に1人はがんになる」という宣伝フレーズや各社が力を入れる子ども向け医療保険について、より正確な情報提供をするよう業界にくぎを刺した。

同レポートは、「『2人に1人ががんに実際に罹患(りかん)するのは男性では80歳以降』という情報を提供していない保険会社がある」とグラフつきで説明している。ある金融庁幹部は「『2人に1人はがんになる』という営業トークで、慌てて入る必要があるかのような不正確な説明をしている」と問題視する。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
保険に騙されるな
ライフネット生命のがん保険
現状はパンフ配布止まり
がんの定義が変われば保障も変わる
Interview | 永田 宏●長浜バイオ大学教授
「緩和型」「無選択型」を選ぶ前に
介護施設では給付金を受け取れない
粒子線治療、多焦点レンズは本当に必要?
Q&Aで解説
»»Part3 医療保険・がん保険に騙されるな
覆面調査|保険ショップ・銀行・郵便局
手数料開示は保険販売の現場を変えるか
かんぽで高齢者とのトラブル続出
»»Part2 ウソが横行、営業の現場
2025年問題、35年問題の連続パンチ
「外貨は高金利」に引っかかるな
高コストで積立・長期・分散投資に向かない
「日本版トンチン年金」の魅力は乏しい
»»Part1 「保険で貯蓄」はありえない
その契約、本当に必要?
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内