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名門校トップ対決[愛知編]個性的な御三家 東海×旭丘×岡崎、人材輩出力はいずれも一級

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名古屋を中心とした西の尾張。トヨタ自動車のおひざ元である東の三河。かつての二つの「国」をそのまま高校入試の学区とする愛知県では、尾張の私立東海高校と県立旭丘高校、三河の県立岡崎高校という「御三家」が君臨している。

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東海は学校法人東海学園が名古屋市内で運営する中高一貫の男子校。「公立王国」愛知の中で、私立の超名門校として全国に名をとどろかせる。何といっても医学部への進学実績が並外れているのだ。

国公立大医学部医学科の合格者数は、2008年から9年連続で日本一。16年は全国で唯一3ケタの合格者数を出し、私立大を合わせると200人超が医学部系に進んだ。「医者になるなら東海」の評は地元内外で揺るぎなく、開業医の子息らが中学部からみっちりとエリート教育を受ける。

医者をはじめとして政治家や学者、経営者となる人材も豊富。その人脈は文字どおり東海地方にびっしりと深く張り巡らされている。スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫氏と同級生で、自ら同校の教諭になり、予備校講師の林修氏らを指導した岩堀正氏は「同窓会など横のつながりだけでなく、業種や業界ごとの縦のつながりも強い。一方でジブリの鈴木などは勉強せずに映画ばかり見ている一匹狼だった。しかし同じ東海出身という絆や信用は大きい」と、その人脈の幅広さ、懐の深さを語る。

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