有料会員限定

社会に出ても役に立つ高校同窓会の結束力 「人脈」という財産作りでは大学より高校

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

名門校の条件とは有名無名を問わず、一隅を照らすような人物をどれだけ輩出しているかということだろう。そしてさまざまな分野で活躍する卒業生たちが同窓会で結び付くことによって、新たな化学反応が生まれる。

東京都立国立高校の同窓会は2010年11月、「大人の国高祭」と銘打った大イベントを開催した。

第1部の講演会では政治評論家の三宅久之さん(故人)が辛口説法を展開。第2部のステージでは、現在は「報道ステーション」(テレビ朝日)のキャスターである富川悠太さんが司会を務め、俳優の草村礼子さんや六平直政さんが登場するなど、卒業生の多彩さと厚みを感じさせる内容だった。

富川悠太さんの司会で、俳優の六平直政さん(1974年卒)や草村礼子さん(56年入学・中退)が軽妙なトークを聞かせた

特集「高校力 公立の逆襲」の他の記事を読む

仕掛けたのは大物OBたちだ。当時の同窓会長だった山田宏参議院議員は、広告制作会社サン・アドの青木美輝社長、電通のクリエーティブ部門の重鎮、木下一郎さんと同級生。飲み会の席で「母校70周年を盛大に祝いたい」という話が山田さんから出て、「じゃあ、いっそのことテレビCMを放送しよう」と青木さんらが応じ、トントン拍子に運んだ。

関連記事
トピックボードAD