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匿名誌上座談会 金融マンが斬る!

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NTT(日本電信電話)以来といわれる日本郵政グループ3社の上場まであと2カ月。大型上場ゆえの悩みもある。ベテラン金融マン4人に上場にまつわるあれこれを語ってもらった(個別インタビューを8月中旬に実施し、編集部で誌上座談会の形にまとめた)。

4人のベテラン金融マンが日本郵政株の可能性を探る

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「割安に買える絶好のチャンス」

──今のところ、11月上場の予定のようです。

Aさん 日本銀行が毎年買うETF(上場投資信託)は3兆円だが、売り出し規模は1兆~2兆円とされる。需給は確実に悪化するよ。ただ、郵政上場自体に日経平均を5~10%下げるようなインパクトがあるわけではない。秋の株価を左右する要因は米国の利上げ後の為替などのほうがずっと大きい。

Bさん 規模が大きすぎるし、成長性もない。特に株をやっている人は、そんな印象だろう。でも、私はいまだかつてない、すばらしいIPO(新規株式公開)だと思っている。いろんな日本一を寄せ合わせたような会社が、PBR(株価純資産倍率)0.5倍などといわれる割安な株価水準で買える。これ以上のチャンスはない。個人が初めて株を買うには、よいエントリーになるんじゃないか。

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