日本でいちばん大きな生命保険会社はどこか、と聞いたらどの企業かわかるだろうか。名前が挙がるのは日本生命保険や第一生命保険かもしれない。が、資産規模、保険料収入で日本生命、第一生命を上回っているのは、実はかんぽ生命保険である。かんぽ生命の総資産は85兆円で、日本生命(62兆円)、第一生命(50兆円)をしのぐ。保険料収入でもかんぽ生命は5.9兆円と、第一生命(5.4兆円)、日本生命(5.3兆円)を上回る。
郵政民営化以前に行われていた簡易生命保険事業は、加入限度額は基本的に1000万円と高額保障ではないものの、職業による加入制限がなく、無審査で入れ、政府による支払保証があったこともあり幅広く日本国民に受け入れられてきた。
現在のかんぽ生命は、2007年に日本郵政公社の民営・分社化により誕生した。基本的な保険商品のラインナップや特性の多くは簡保時代のものを引き継いでおり、保険金額や年金額に限度が定められている。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら