有料会員限定

戻り率低いのに契約急増の謎 かんぽ生命

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

いま、「はじめのかんぽ」という学資保険に注目が集まっている。それまで20万件前後で推移していたかんぽ生命保険の学資保険の年間販売件数が、この「はじめのかんぽ」の投入で、昨年度は3倍にまで躍進したためだ(図表1)。

[図表1]
拡大する

特集「日本郵政株」の他の記事を読む

現場の声を基に従来の学資保険をリニューアルし、2014年4月2日に発売された「はじめのかんぽ」の魅力とは何か。

戻り率高い新「学資保険」 出生前加入や入院特約も 

(イラスト:三澤祐子)

従来の学資保険にはなくて、「はじめのかんぽ」に取り入れられた新しい魅力は主に五つある。

第1のポイントは、戻り率(受取総額/払込保険料総額)が高くなったことだ。子どもが生まれてから18年間にわたり保険料を支払うプランの例では、18~21歳時に毎年50万円、総額で200万円を受け取ることができる。

契約者が30歳男性、被保険者がゼロ歳の男の子の例では、月払い保険料は8740円。総額188.7万円支払って200万円を受け取るため、戻り率は105.9%(=200万円/188.7万円)となる。

関連記事
トピックボードAD