ペヤング全量回収、「異物はゴキブリ」の衝撃度 全商品販売中止、工場再開の時期は未定

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自主回収するのは、ゴキブリ混入があった商品と同日中に同ラインで製造された先述の2商品のみだが、それ以外の商品についても消費者が不安に感じるのであれば、まるか食品宛てに商品を返送すると、後日商品代金を送るという(詳細はまるか食品ホームページ参照)。

12月11日時点で、同社のトップページ(http://www.peyoung.co.jp/)は、「異物混入に関する調査結果と商品販売休止のご案内」のみになっており、他のページへのリンクなども表示されていない。告知を徹底するための異例の対応と言えるだろう。

1日30万食以上の出荷が中止へ

現在のところ、どのようにしてゴキブリが混入したのか詳細な経緯はわからず、工場の稼働を再開するメドはたっていない。同社は1日平均して30万食以上を出荷しており、工場(本社工場、赤堀工場)の稼働停止が長引けば、業績に大きなマイナス影響を及ぼす可能性がある。

まるか食品は、群馬県伊勢崎市に本社を置く食品メーカーで1929年創業の老舗。資本金4000万円と小粒な非上場企業ながら即席麺業界では関東地域を中心に存在感を示してきた。

今後の対応について、今のところ記者会見などの予定はないというが、新しい情報はホームページ上で公開していくという。

藤尾 明彦 東洋経済 記者

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ふじお あきひこ / Akihiko Fujio

『週刊東洋経済』、『会社四季報オンライン』、『会社四季報』等の編集を経て、現在『東洋経済オンライン』編集部。健康オタクでランニングが趣味。心身統一合気道初段。

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