スガキヤの300円ラーメンはどうなる? 幸楽苑290円ラーメン中止で俄然、注目
ラーメンチェーンの幸楽苑が「290円ラーメン」の販売中止を打ち出し、波紋が広がっている。原材料や人件費の高騰から高単価路線への転換は致し方ないと見られる一方、呼び水となっていた激安商品を看板から下ろすリスクも指摘されているのだ。その成否は来年4月、実際に看板を掛け替えてみないと分からないだろう。ところで、そうすると気になるのが、東海地方を中心に全国約340店舗で「300円ラーメン」を展開するスガキヤがどう出るか、だ。スガキヤラーメンの本場、名古屋市内でその感触を探った。
学生は「50円までなら」
日曜の午後、名古屋のアキバと呼ばれる大須の商店街。歩道に面するスガキヤの店舗から出てきた20代の学生に聞いてみた。スガキヤのラーメンが、どーんと値上がりしたらどうする?
「うーん、50円ぐらいの値上げなら許せるでしょうが、それ以上ならもう行かないかも。普段はカップ麺で済ませてるので、スガキヤでさえぜいたくなんですよ…」と、今どきの若者の食生活や懐事情をのぞかせた。
一方、カップルで来店していた40代の男性は「やっぱり名古屋の味だでね」と強調。
「幸楽苑とは違って、スガキヤは味が体に染みついてる。行く回数は多少減るだろうけど、値段はそんなに気にしない」と、地元のソウルフードへの愛情を示した。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら