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お中元・お歳暮から「カジュアルギフト」へ
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SNSなどを利用した「ソーシャルギフト」は、新型ギフトの代表と言えるでしょう。形式にこだわらず気軽に贈れるギフトとして、人気が高まりそうです。一方、多くの企業はこれをオンラインマーケティングの有効な手段と考え、活用を始めた例も増えています。
リーマンショック以降、ギフト市場は一時的に横ばいからやや減少で推移していましたが、2011年度を境に緩やかな拡大に転じています。この市場拡大は、中元・歳暮のような儀礼的な「フォーマルギフト」よりも、気軽なプレゼントとしての「カジュアルギフト」の浸透・拡大によるものと考えられます。
2つのギフトにはどういう違いがあるのでしょうか。「フォーマルギフト」は「贈ること」自体で気持ちを伝えてきましたが、「カジュアルギフト」はさまざまな「贈り物」「贈り方」「贈るタイミング」によって気持ちを伝えるものである、ととらえられるでしょう。
言い換えれば、カジュアルギフトの浸透によって形式的な贈り方が衰退する一方、気持ち(キモチ)の伝え方が多様化し、その結果、贈り手がアレコレ考える要素が増えているのです。