集中力の続かない人がよくやる6つのNGパターン 場所・休憩・BGMを戦略的かつ効果的に使おう
集中力は環境の影響を受ける
NG2 自宅学習一辺倒
集中して作業するためにカフェに来てみたものの、別のことが気になってしょうがない。少しだけ調べたら作業に戻るつもりだったのに、気づけばスマートフォンに夢中……なんてことはありませんか。
集中力は、当然ですが環境の影響も受けます。しかも、やる気が出る場所には条件があるため「場所を変える」ことは非常に理にかなった行動です。
心理学には、モデルとなる他者の行動を観察することで、それを観察している本人も行動が促進されたり、新しい行動を学習したり、行動や習慣が修正されたりする「観察学習」というものがあります。まわりの人が勉強していると「自分も勉強しなくては」という気持ちになるのは、この観察学習の心理によるものです。
ではなぜ、多くの人が読書や勉強に取り組むカフェでさえ、集中できないケースがあるのでしょうか。それは、その場所と作業が合っていないからです。
じつはカフェは「覚える」インプット系の勉強・仕事には全く向きません。カフェはBGMが流れていたり人の話し声が聞こえたりと、音のある空間です。音は脳の働きに影響が大きいとされ、脳は本人の意識と無関係に音を聞き取ろうとします。つまり脳のリソースを100%集中させるべきなのに、知らぬ間に脳の性能を落として作業しているわけです。
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