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上司の「とりあえずNO」を回避するには? 既存のルールの変え方には「コツ」がある

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まず大事なのは、リスクやマイナス面も含めて、できるだけ情報をオープンにすることだ。提案する側はいいことばかり強調したくなるが、判断する側は、失敗したときに責任を負うことを恐れる気持ちが強い。わからないことがあると、それだけで「とりあえずNO」と判断されがちだ。いわゆる「報・連・相(報告・連絡・相談)」を徹底することで、「すべて把握している」という安心感を与えることが重要だ。

上司とはタッグを組む意識で

最初から全面的にルールを変えるのは難しい。そこで、まずは範囲を限定し、「特例として」認めさせるところから始めるといい。欲張りすぎると、なし崩しを警戒され、話が進まなくなる。むしろしっかり範囲を絞ったうえで、「前例を作る」ことを優先するべきだ。以降、上司を説得するうえで、前例ほど強力な武器はないからだ。遠回りのようでも、小さな前例を積み重ねていくことが、大きな変革への近道になる。

上司と対決するのではなく、タッグを組む意識で臨むのも重要だ。僕にも経験があるが、旧来のルールを盾に上司に提案を否定されると、ついカッとなって反抗的な態度を取ってしまうことがある。しかしこれでは協力は得られない。上司のほうにだって、守旧派扱いされるより、先進的でかっこいい存在でありたいと思う人が多いはずだ。

だから、一度はね返されても、「なぜダメなんですか!」と相手を糾弾するのではなく、「どうすればできますかねえ?」と、あくまでも相談する体をキープするのが得策だ。こちらが上司の経験や見識を頼りに思っていることが伝われば、相手も意気に感じる。すると、上司のほうから「よし、俺に任せろ!」とばかりに、こちらが望むルール変更や、特例としての許可を与えてくれることが往々にしてあるのだ。

構成:宮崎智之

「週刊東洋経済」2014/11/15号

 

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この記事の筆者・長谷川裕氏がプロデューサーを務める「文化系トークラジオLife」が、10月26日(日)26:00~(10月27日2:00~)に放送されました。テーマは「フィジカルの逆襲」。過去の放送は、ポッドキャストでも聴けます。

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