「所持品ゼロ生活」で気づいた"インテリアの極意" 昼過ぎに出現する「陽だまり」がお気に入りに

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シンプルライフに立ち返ると、これまで気づくことがなかった感覚を得ることができる(写真:Fast&Slow/PIXTA)
欲しいものが多すぎて、つねに家にごちゃごちゃとモノがあふれている。家に帰ってもあれこれ気が散ってどこか心が休まらない――。そんな人は少なくないかもしれません。
そこで、シンプルライフに立ち返るべく究極のチャレンジをしたのが、文筆家、ラジオパーソナリティーとして活躍する藤岡みなみさんです。
「何もない部屋」からスタートして1日に1点ずつ道具を増やしていくという生活を100日間続けた藤岡さんが選んだモノ、そして、生活について改めてじっくりと向き合うことで気づいた暮らしの極意とは?
※本稿は『ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと』より一部抜粋・再構成してお届けします。

所持品ゼロの状態から生活をスタート

映画『100日間のシンプルライフ』に感化され、実際にチャレンジをはじめたのは2020年の夏の終わりのこと。

私は元来、ミニマリストとは真逆のマキシマリスト的な性質を持っている。コレクションが好きで、買い物をする際も使う時のことを考えるのではなく「持っていたら楽しそう」というテンションで選んでいた。だから陶器でできたお相撲さんのオブジェやつけヒゲ、ボタンを押すと目が光り音が鳴る大仏のキーホルダーなど、この先の人生で使うことはきっとほとんどないだろうというものを無限に所持している。

究極のシンプルライフを体験してみたいと感じたのは、私がシンプルライフからほど遠い生活をしていたからかもしれない。自宅とは別に新しく家を借り、家具も家電もスマートフォンもない空間で、下着や最初の服といった最低限のアイテムのみを持って挑戦を始めた。

〈ルール〉
•自宅から1日1つだけモノを取り出せる
•食料の購入はOK(調味料は毎回カウントする)
•電気・ガス・水道のライフラインは完備
•最低限必要な初期装備を設定
•期間は100日間

今回は、100日間で得た「住まいに関する発見」を本書から抜粋して紹介する。

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