子ども向けのアート番組で、キスラー氏が子どもたちに教えたのは、いまにも画面から飛び出してきそうな「3Dの描画技法」でした。
子どもたちが喜ぶ!「いまにも飛び出しそうな」絵
(「マーク司令官」は、いまも子どもたちに描くことを教えています※編集部訳)
ヒューストン大学が提供する「Houston Public Media」の記事(2018年2月27日配信)のタイトルです。
それによると、ヒューストン在住の「マーク司令官」こと、キスラー氏が「シークレット・シティ」で教えたのは、ただ絵の描き方のみならず「3Dの描画技法」でした。
内容には、「立方体や球体の描き方」「陰影と影をつけて質感を表現する手法」「遠近法や奥行きの表現」などが盛り込まれていました。
そして番組以来、数え切れないほどの描画セミナーやサマーキャンプを行い、約40年間にわたって「3Dの描画技法」を教えてきた功績が称えられています。
子ども向けの番組とはいえ、まるで「本格的な美術の授業」のような内容に驚かされます。
しかし、キスラー氏のことを少しでも知ると、彼の生み出したユニークなヘビや恐竜などを「いまにも動き出しそうに描いてみたい!」と、子どもたちが夢中で鉛筆を動かす姿が目に浮かぶのです。
これまで、キスラー氏が幼稚園から高校までを対象に行った、ワークショップやアートキャンプの数は数千以上。アメリカ、オーストラリア、ドイツ、イングランド、日本など、世界各国で開催されてきました。
なぜ、子どもたちに「3Dの描画技法」を教えることに、それほどのエネルギーと情熱を傾けてきたのか。その「モチベーションの源泉」は何なのでしょうか?
無料会員登録はこちら
ログインはこちら