ただ読んでもNG!「知肉」になる「本の読み方」5選 読むとき「意識をちょっと変えるだけ」でOK!

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3つめは、「感銘した箇所に『なぜ保存が必要か』を『具体的』に書きとめること」である。

【3】「なぜ保存が必要か」を「具体的」に書きとめる

「感銘した箇所」は、自分がその文章の何に感銘を受け、なぜ「保存の必要がある」と感じたのかを「覚え書き」でいいから添えておくことだ。そのときは鮮烈に感じたことでも、数週間もするとすっかり忘れてしまうことが多いからだ。

文章は短くてもいい。しかし、「面白い」「感動した!」というような「ふわっとした感想」だけでは、あとから見返しても「何に面白いと感じたのか」がわからなくなってしまう

大事なのは、自分が何にピンときたかを、「より具体的」に記録しておくことである。

「この解説は、前に読んだ『○○』という本にも出てきた」「これって△△のニュースにもつながるのでは?」というように、できるだけ具体的な言葉で記しておこう

「芋づる式」に関係している本を次々に読んでいく

【4】「参考文献」や「引用」にも、「いい本」が隠れている

いい本は「参考文献リスト」や「引用」などもしっかりとつくられていることが多い。そういう引用されている本にも目を向けよう。

1冊の本を読んだら、そこから「芋づる式」に関係している本を次々に読んでいくことも大切である。キンドルの無料サンプル機能などを使えば、それらの本をちょっとのぞき見してみるなど、お金をかけなくても「広げていく読書」は可能だ。

読み進めてみて面白くなかったら、また元の本に戻り、別のアンテナを立てていく。そうすれば、そのテーマについて自分の中に「ふくらみのある知」を持つことができ、「立体的なイメージ」を描けるようになる。そうなれば細部もよく見えるようになり、俯瞰できる位置も高くなっていくのだ。

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