ただ読んでもNG!「知肉」になる「本の読み方」5選 読むとき「意識をちょっと変えるだけ」でOK!
読書の際に気をつけなければならないのは、いい本ほど大量に付箋を貼ったりハイライトをつけたりをしたくなるが、「チェックの量が多すぎると、あとでまとめてコピペするのが逆に面倒になってしまう」というジレンマだ。
そこでわたしが実践しているのは、「付箋やハイライトの内容を保存しつつ、同時に本も読み進める」というスタイルである。
15分ほど読み進めて、ちょっと飽きてきたり疲れてきたりしたら、いったんページをめくるのをやめ、付箋を貼った文章をパソコンやスマホで「整理・保存」するのだ。
「自分は集中力がなく、いつも注意散漫だ」と自己嫌悪になっている人も多いと思うが、たいていの人には集中力なんてそもそも備わっていないのである。「持続しない集中力」を逆利用してしまえば、「読書」も「整理・保存」も無理なく進められるだろう。
読書で得た知識を「知肉」に変えていく
「いい本を読む」ということは、自分の「知肉」にしていくということだ。つねに「この本は、どのように自分の知肉になるだろうか」ということを意識しながら読んでいく。
とはいえ、慣れないと、そこまで考えながら読むのは難しいだろう。いまでこそ「佐々木さんの読み方は、すごいですね」と言われることもあるが、わたし自身も「知」と無縁の半生を送ってきた。しかし、そういう「知」と縁遠い人間でも、このぐらいまでは到達できるのだ。
「『知肉』になる本の読み方」をうまく使いこなすことができれば、読書で得た知識を「知肉」に変えていけるはずだ。ぜひ、みなさんも「読む力」を磨いてほしいと思う。
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