株初心者が必ず知りたい「投資賢者」7つの金名言 お金持ちになるのに必要な考え方がそこにある

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【名言2】
株式投資に見逃し三振はない。
──ウォーレン・バフェット

投資したい企業が見つかり、適正な株価を自分なりに見積もったら、あとは投資するだけです。とはいえ、株価が高値圏で推移していて、なかなか買えないという状況はよくあります。

そこに株価がさらに上がってしまうと、「もう買えなくなるのでは……」と不安になり、多少高くてもいいから投資しようという気持ちになるかもしれません。

しかし、そんな時は焦って買う必要はありません。株式が大きなリターンをもたらすのは、適正な株価で投資できた場合のみです。

株式投資では、買わないことで損することはなく、むしろ、高値で買って株価が下落した時に受ける精神的ダメージの影響のほうが懸念されます。相場は循環します。いずれチャンスは訪れると考え、ゆったりとチャンスを待ちましょう。

トータルリターンの重要性気づかせる名言

【名言3】
株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。
(ジェレミー・シーゲル/『株式投資の未来』日経BP社)

投資家が卓越したリターンを手にするのは、実際の増益率が期待を上回った時だけであり、増益率そのものが高いか低いかは関係がないと喝破しています。人気のある成長株では投資家の期待が高くなり、株価もすでに上昇してしまっていることがほとんどです。

その結果、高値で投資してしまうことになり、配当再投資分を含めた長期的なトータルリターンは棄損されてしまうという顛末をたどることになります。これを「成長の罠」と呼んでいます。

つまりは、「人気のない(=PERの低い)銘柄を選択して配当再投資を着実におこない、人気のある(=PERの高い)銘柄には手を出さないことが、長期的なリターンにつながる」という主張です。

私がこの内容を初めて目にした時、衝撃が走りました。それまで私は、株式を株価の値上がり益だけで評価していたのですが、配当再投資を含めたトータルリターンで評価しなくては長期的なリターンを正確には測れないという、至極当然の事実を認識できたのです。

それから10年以上の時が流れましたが、現在も私の投資方針の支柱となっています。

【名言4】
市場タイミングに賭けてみようというのは「悪魔の囁き」だ。決して耳を傾けてはいけない。
(チャールズ・エリス/『敗者のゲーム』日本経済新聞出版社

数十年という長期間で見た場合に、株式リターンの大部分は、上昇率が上位の数カ月に達成されているという事実から、株式市場に居続けること、投資し続けることの大切さを説いています。

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