EV覇権握るのは?世界自動車メーカーの大競争図 トヨタ、テスラなど日米欧中の勢力を徹底比較
EV需要が急速に高まる中国
① テスラの牙城に迫る! 中国EV注目企業
電気自動車(EV)の需要が急速に高まっている中国では、多くの企業がEV製造に乗り出しており、中国国内ばかりでなく海外への進出を目指している。現在注目を集める中国のEVスタートアップ3社をクローズアップする。
現在、中国は世界最大のNEV(※1)市場だ。中国全体でのNEV保有は678万台に達し、全体の2.3%を占めている(2021年9月時点)。上海に工場を持つテスラにとって、中国はアメリカに次ぐ第2位の市場だったが、2021年6月、中国で自動運転の不具合を理由としたリコールが発生。以後、中国国内での売り上げが減少傾向にある。
一方、中国の国内企業ではBYD(※2)や上汽通用五菱汽車(※3)などがEV市場を牽引してきたが、近年、ニーオ、リー・オート、シャオペンのEVスタートアップ3社が業績を伸ばしており、注目を集めている。
※1 NEV…新エネルギー車。電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などの総称
※2 BYD…漢字では「比亜迪(ビーヤーディ)」。中国を代表するEVメーカー
※3 上汽通用五菱汽車…中国第2位のEVメーカー。2020年に発売した格安EV「宏光ミニEV」が人気に
無料会員登録はこちら
ログインはこちら