――なぜ中国は、日本との関係を修復しようとしたのか。
中国は、東・南シナ海での積極的な活動によって、インドからベトナム至るアジア中が中国の目的に対して心配を生むと見てとった。これは、同地域の各国やアメリカとの協力関係を弱めた。例えば、中国への対抗策・防衛策として、日本とフィリピン、そしてインドとベトナムはそれぞれ関係を強化し、安全協定のネットワーク作りを始めた。
中国政府は公に、アメリカの「ピボット政策」の責任にしているとはいえ、中国の政策がこれ以上逆効果になることは許されない。さらには、APEC開催国として、ホスト国として素晴らしい、協力的なパートナーだと見られよう努力したことは、アジア地域における中国の立場を見直す機会となった。また恐らくは、同地域における緊張を和らげ、中国のイメージを磨くことを目的とした自らの「リバランス政策」を実行する機会にもなった。
この数年間で、日本からの中国への投資が40%減ったという事実も、恐らくは一つの要因であろう。
この記事は有料会員限定です
残り 1578文字
