バッハ会長がワリエワ選手「非常に心配」と語る 未成年者のシニア競技参加ルールの再検討が必要

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国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の北京冬季五輪フィギュアスケート女子代表でドーピング違反問題に揺れるカミラ・ワリエワ選手について、前日の演技を見ていて「非常に心配」になったと述べた。さらに、15歳の同選手に対するコーチやサポートスタッフの態度に不快感を覚えたと付け加えた。

バッハ会長は北京で記者会見し、「どれほどの重圧だっただろう」とワリエワ選手を気遣い、試合後の周囲の態度について、「慰めたり支えたりしようとするのではなく、冷ややかな雰囲気に身も凍るような思いがした」と語った。

記者会見したバッハIOC会長(2月18日)Photographer: Gabriel Bouys/AFP/Getty Images

ワリエワ選手は先週、昨年12月のドーピング検査で陽性反応を示したことが判明。ただ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は同選手の個人戦出場を許可する裁定を下していた。同選手はショートプログラムでは首位だったものの、17日に行われたフリーでミスが相次ぎ、最終的に4位に後退した。

バッハ会長はまた、スポーツの公平性と未成年者のシニア競技参加に関するルールを再検討する必要があるが、他の国際スポーツ団体と慎重に協議しなければならないとの見解も示した。

カミラ・ワリエワ選手(2月17日)Photographer: Manan Vatsyayana/AFP/Getty Images

原題:IOC’s Bach ‘Disturbed’ Watching Russian Skater’s Competition(抜粋)

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著者:Bloomberg News

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