なぜ、人は「カード占い」に一喜一憂するのか 今出なくても潜在している“ハートのエース”
愛というハートのエースが自分に「巡ってこない」今だけど、それが巡ってくるかもしれない、という世界観ですよね。ただし、考えてみればこれはカード占いだけではなく、すべての占いにも通じること。
カード占いの場合には、なんといっても自分でそのカードを繰っているということに特徴があります。ひとつのカードセットがひとつの体系であることを考えれば、それはカード1枚1枚は、この世界を構成する各要素です。
カードが映し出す人生観
いうなれば、カード占いをしているときには、自分の手の中に世界のすべての構成要素を収め、小さな神のようにこの世界の運行に参与しているという感覚をもつことができるのです。
まったくのランダムネスとまったくのオーダー(秩序)の中間にある人生。カードはその人生観を映し出しています。そして、そこに参画しているというのが自分であると儀式的に確認しているのがカード占いの面白さなのではないでしょうか。
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