「1万円の使い方」でバレる!貯まらない人の3欠点 「手にした1万円をどう使うか」が分かれ道です

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お金持ちは、「未来の豊かさ」につながる支出をしますが、それは「自分の未来」だけに限ったことではありません。お金が貯まらない人が、「現在」「自分」と狭い視野で考えているのに対して、その差は歴然としています。

【欠点③】「目先の損得や感情」に流されがち

1万円を手にしたとき、「目先の損得や感情」を優先してお金を使ってしまうのは、お金が貯まらない人に見られがちな傾向です。

お金持ちほど、「目先の損得や感情」に振り回されず、十歩も百歩も先を見て行動しているとぼくは感じます。

ここでは、吉本芸人の世界で、ぼくが体験したエピソードを紹介します。よしもとさんに所属してお笑い芸人をやっていると、先輩が後輩にご馳走することが、長く続く事務所の不文律になっていることがわかります。

家族がいてアルバイトで生計を立てているような先輩でも、後輩が自販機の前で物ほしそうにしていたらジュースを買ってくれますし、ライブが一緒になれば打ち上げと称してお酒を振る舞ってくれます。

さらに、「結婚した」「子どもが生まれた」などと報告すれば、ズタボロの財布から、なけなしの1万円を渡してくれたりします

心に響く!先輩芸人のお金の使い方

あるとき、先輩と友人のAさん、同期の芸人、ぼくの4人で釣りに行きました。船を1日走らせて釣果はゼロという寂しい1日でした。

半年後、たまたま食事の席でAさんと再会したときに、同期が子どもが生まれた報告をすると、Aさんは「ほな、これ」とご祝儀をくれました。

2人が会うのは2度目で、お互いの連絡先も知りません。恐縮する同期に、「こういうものは返ってくるから」。Aさんはそう言っていました。

Aさんは、同期から直接お返しがほしいと考えているわけではありません。自分の慈しみの気持ちが、いつかどこかで、何かしらの形で返ってくると考えているのでしょう。現に、Aさんに何かあったときは、ぼくも尽力したいと思いました。

その場にいる全員が幸せになったこのやりとりは、「人の将来にお金を使う」という、お金持ちのお金の使い方だとぼくは思いました。

手元の「1万円」をどう使うのか。将来のために「貯める」のはもちろん、使うときは、将来、自分に返ってくるような「1万円の使い方」を心がけてみてください

考え方や行動をほんの少し変えるだけで、「貯まらない人」から、みるみる「貯まる人」へ変身することができるはずです。

さんきゅう倉田 お笑い芸人、ファイナンシャルプランナー

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さんきゅう くらた / Thankyoukurata

1985年、神奈川県生まれ。大学卒業後、東京国税局を経て、吉本興業で芸人になる。好きな言葉は「増税」。

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