アメリカ怒涛の「200兆円コロナ対策」の凄い実際 支持率低下のバイデン大統領が必死で繰り出す

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日本では今になってガーゼマスクをどう処分するのかと報道されているが、アメリカでは1箱20枚入りのN95(高性能医療従事者用)マスクを大手のスーパーや薬局で、1月末から無料で配布している。また、検査キットを大量に準備して無料で提供し、病院での検査に人々が殺到して医療が逼迫しないように十分な対策が取られている。

州から送られてくるPCR検査キット(写真:筆者提供)

「コロナ検査キットは昨年の11月からはニューハンプシャー州やワシントン州、12月からはニュージャージー州、コロラド州、マサチューセッツ州などの一部の州で無料配布されています。

連邦政府のレスキュープランを使って州から送られてくるPCR検査キットは、自ら検査をした後、送り返さなければならいため、判定までに3、4日かかります。中に返送用の封筒が入っていて、近くの配達業者のところへ出しにいくか、出かけられない高齢者などは、連絡すれば家まで直接取りにきてくれます。郵送料は州が払っています」(同上)

しかし、結果が出るまでに数日かかるため、不人気ということもあり、多くの国民は手軽に検査ができるラピッドテスト(日本では抗原検査簡易キットと呼ばれるもの)を自ら購入して検査している。その現状を踏まえ、政府は対策に乗り出した。

ラピッドテストも無料

1月からはオミクロン対策として連邦政府がラピッドテスト5億個を用意して、オンライン登録をすると1住所につき4つまで無料で送られてきているという。それ以外でも保険会社によっては、指定された薬局で月に8つまで無料になるところもある。

ただラピッドテストの中には関係が悪化している中国の製品も含まれており、国民からは批判の声も上がっている。

市販のラピッドテスト(写真:筆者提供)

多くのラピッドテストは、自分で付属の綿棒で鼻の中をぬぐい、それを検査液の入った容器に浸した後に検査版に数滴垂らすことで判定検査を行う。所要時間は15~20分。線が1本だと陰性、2本だと陽性というもので、妊娠判定の検査薬のようなものだ。

ラピッドテストを保険会社が指定した薬局以外で購入した場合でも、レシートをとっておけば、月に8つまでは後から払い戻しができ、費用がかからない場合もあるという。

批判された中国のラピッドテスト(写真:筆者提供)
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