米ファイザーと独ビオンテックは1日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可(EUA)の対象を6カ月から4歳の幼児に拡大するよう求めるため、段階的申請方式に基づく米食品医薬品局(FDA)へのデータ提出を開始したと発表した。
FDAの発表資料によると、この申請について協議するため、外部の専門家から成る諮問委員会を15日に開催する。
両社が昨年12月に公表したデータでは、幼児への2回接種の予防効果がまちまちで、使用許可を求める前にさらなるエビデンスが必要なことが示唆されていたため、今回の申請は予想より早めだった。両社は当時、3回目接種の試験を行った上で、うまくいけば2022年前半に使用許可を申請する方針を示していた。
しかしファイザーとビオンテックは当局の要請でスケジュールを前倒しした。発表資料によると、FDAは両社に対し、3回接種シリーズの一環として2回接種のデータを提出するよう求めた。2回目接種の8週間後に実施される3回目接種のデータは向こう数カ月以内に入る見込みであり、当局に提出するとしている。
コロナワクチンは5-11歳向けには数カ月前から提供されているが、保護者からはバイデン政権とワクチンメーカーに対し、幼児向けの提供を急ぐよう求める声が強い。
原題:
Pfizer Seeks Clearance for Covid Vaccine in Younger Children (1)(抜粋)
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著者:Josh Wingrove、Riley Griffin
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