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日産の社長広報がウルグアイ大使になった! カルロス・ゴーン専属の“元祖“、田中径子氏に聞く

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――これまでのキャリアが生きてきますか?

大使の仕事と広報は少し似ているところがあります。自分の個人的意見を求められるのではなくて、属している機関や国について相手に分かるように積極的にコミュニケーションするようなところです。

――田中さんは、民間企業から起用される初の女性大使でもあります。

今まで30年間、会社で仕事をしてきて女性だから不利を被ったことはなく、むしろマイノリティ(少数派)だからこそ、すぐに覚えてもらうなど優位な点もありましたし、そこを活用してきました。

カルロス・ゴーン氏からの激励

――1999年から5年にわたって専属広報を務めたカルロス・ゴーンさんからは、一言あったのですか?

発表の数日前にお電話をいただきました。「15時~15時半に電話がある」というのでデスクに携帯電話を置いて待っていたら、15時すぐに鳴って。「コングラチュレーション(おめでとう!)。南米で住むにはいちばんいい国だ」というのが開口一番。「自分の国のために仕事できるのは名誉なことだぞ」という趣旨のことも言われました。

――ほかの方からは?

日産の元社長・会長を務めていた塙義一さんからもメールを頂戴しました。「あんまり頑張りすぎないように。体に気をつけて」と。塙さんらしいメッセージでした。

――日産は退職されたのですね。

公務員は兼職できませんから。転職の意思があったわけではないですが、もともとおぼろげながらも、今後のキャリアをどうするかを考えていたタイミングでもありました。

――ゴーン社長の専属広報を務めたというのは、田中さんにとって重要な経験だったのでしょうか。

そうですね。ダイバーシティが大事だとか、外から来た社長がアウェーの組織に来て、どう振る舞うのかとかを見れたのはよかった。日産はルノーとの提携以降、グローバルな会社として発展していました。従来のとおりのモノカルチャーの会社だったら、今回の話もなかったと思います。

――大使を務めた後のキャリアは?

「神のみぞ知る」じゃないでしょうか(笑)。

 

(撮影:梅谷 秀司)

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