ワクチン3回目「受ける・受けない」プロたちの本音 副反応は?効果は?医療従事者はどう考える
「基本的には2回目までの接種のときと同様の心構えがあるとよいかと思います。副反応に備えて飲料や食品、薬を準備しておいたり、接種の翌日や翌々日まで仕事や予定を調整しておいたりできれば安心ですね。また、症状が出てからアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬を服用するのは構いませんが、副反応の予防として事前に服用することは避けてください」
誤情報を鵜呑みにせず、自分で正しい判断を!
今回のアンケートでは、医療従事者のなかでさえワクチン接種に対する不安や混乱があることが見えてきた。さまざまな意見や情報が錯綜するなか、どうやって意思決定をしていけばよいだろうか。
「周囲の不安にあおられないよう、正しい情報を得るようにすることが大前提。特にインターネット上には、匿名で発信される誤情報があまりにも多いと感じますし、専門家から見れば明らかに間違った情報もあふれています。そういったものを鵜呑みにせず、どちらかに偏った意見だけでなく反対意見もしっかりと聞いたうえで、最終的には自分で判断をすることが大切です」
感染爆発の脅威を前に不安は尽きないが、せめて正しい判断をできるよう心がけたい。
(取材・文/吉信 武)
すずきこどもクリニック(和歌山県新宮市)院長。株式会社やさしさ、株式会社オンラインドクター.com代表取締役。クリニックやオンラインで診療を行いつつ、YouTubeでの情報発信やオンライン診療ポータルアプリ「イシャチョク」の運営など幅広く活躍。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら