「SNSをなんとなく使っている人」が知らない3盲点 「情報のプロ」も恐れる「ヤバい落とし穴」は?

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情報があふれる時代、氾濫するSNSに潜む「リスク」と「落とし穴」とは(写真:EKAKI/PIXTA)
テクノロジー、政治、経済、社会、ライフスタイルなど幅広い分野の情報を発信し、日本のインターネット論壇で注目を集める佐々木俊尚氏。
「ノマドワーキング」「キュレーション」などの言葉を広めたことでも知られ、2006年には国内の著名なブロガーを選出する「アルファブロガー・アワード」も受賞している。
その佐々木氏が、この度、『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』を上梓した。
情報があふれる時代に、どう「ネット記事」「SNS」などを読めばいいか、スマホで「気が散る」時代に、どう「書籍」を読みこなすかなど、自身が日々実践している「新しい時代の読み方」の全ノウハウを初めて公開した1冊で、早くも大増刷するなど話題を呼んでいる。
佐々木氏が、「何気なくSNSを使っている人」に潜む「3つの落とし穴」について解説する。

現代は「SNS」こそが社会そのものになっている

私は、毎日およそ1000本のネット記事の見出しに目を通し、その中から「読むべき」と思う記事を10本ほど見つけ出す作業を行っている。

そして、毎朝8時にツイッターとフェイスブックで、さまざまなジャンルの記事を無料でシェアする恒例行事をほぼ10年続けている

『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

『「ネットに多い陰謀論」うまく見抜く3大秘訣)』で「メディアの落とし穴」を紹介したが、メディアに限らず、みなさんが日ごろ使っているSNSにも「落とし穴」はそこらじゅうにある

いま、社会で起きたあらゆることは、SNSに流れ込んでいる。それだけではない。逆に、SNSの情報も社会に流れ出す。

一方通行ではなく、相互通行になっている。いや、相互通行どころではなく、「SNSこそがまさに社会そのものである」という時代になってきている。

では、SNSに潜む「リスク」「落とし穴」とはどんなものなのだろうか。

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