会長自らデモ実演、オラクルクラウドの迫力 オラクルオープンワールド2014現地リポート(3)

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会長自らが「デモ実演」

自らキーボードを操作しデモを行ったエリソン会長

そして、クラウドについてのデモを行ったが、「CTOになったので、デモも自分でやらなければいけない」と自らキーボードを操作。250GBのデータを、ほんの数秒でクラウドに上げてみせ、拡張性もしっかりアピールした。

インメモリー製品のデモでは、その場でWikipedia Search Trendsで「federer」を検索、39億のデータを一瞬でカウントしてみせた。会場からもリクエストを募り、翌日にオープンワールドの関連イベントで公演を行う「aerosmith(エアロスミス)」や旧友「steve jobs(スティーブ・ジョブス)」も検索、会場を盛り上げていた。

最後にセキュリティにも言及。「最先端のセキュリティで、攻撃侵入を阻止するし、サーバーをクラスタリングしているのでデータが失われない。データセンターのどこかがダウンしても我々がバックアップになる」。結論として、「かんたんでたくさんのメリット。格好いいのは、同じ構造で同じ製品なので、オンプレミスとクラウドをかんたんに自由に行き来できる点」と仕上がりに満足気だった。

展示会場にも大勢のIT関係者が押し寄せていた

9月29日の月曜から本格オープンした展示会場は、ラリー・エリソン会長の講演直後は、立ち寄る人の数も多く膨らみ、日立などのブースにも人だかりができていた。

ほかに、富士通やNEC、アクセンチュアといったパートナー企業はもちろん、SAPやIBMなどのブースも目立っていた。IT関係者中心に6万人を動員する大規模イベントだけに、有力な取引先候補のエンジニアも多数詰めかけており、それぞれ、自社の技術のアピールに積極的だった。

オープンワールド自体は、この3日目がピークとなり、キーノートは明日4日目の10月1日で終わる。ただ、オラクルの多様な製品の多様な使い方を説明するセッションが山盛りで、会場自体は5日目の10月2日まで動き続ける。

山内 哲夫 東洋経済 記者

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やまうち てつお / Tetsuo Yamauchi

SI、クラウドサービスなどの業界を担当。

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