自分色に染めたいモバイル端末--シャープのタブレットPC「NetWalker PC‐T1」《東洋経済モノ奉行》
スマートフォンに続き、タブレットPCが旬のデジタル端末になりそうだ。アップルのiPadに続き、デルが今夏、米国などでアンドロイドOS搭載機を発売。年末商戦期には、複数のメーカーからウィンドウズ7搭載機が続々発売される見通しだ。2009年がスマートフォン元年なら、今年はタブレットPC元年になる(はずだ)。
着火寸前のブームに先駆けて、実はシャープがタブレットPCを静かに発表していた。5月初旬発売の「NetWalker PC-T1」。発売直後に国内発売されたiPadに話題をさらわれた感があるが、ブーム到来を前に、あらためて使用感を確かめてみた。
タブレットPCはタッチパネルディスプレーを採用したモバイルコンピュータの総称。従来はノートPCのディスプレー部分が180度回転する「コンバーティブル」方式が主流だったが、今注目を集めているのはキーボードを搭載しないタイプで、「スレートPC」「ピュアタブレット」などと呼ばれている。PC-T1もこのジャンルだ。
PC-T1は重さ約280グラム、5型のタッチパネルディスプレーを搭載している。厚さ、大きさは長編小説の文庫本サイズ。写真では手元にあったiPhoneと比較しているが、本来の比較対象であるiPadと比べれば軽量・小型という点では大きく秀でる。
■大きさをiPhoneと比較
■軽量な割に、厚さは結構ある